ギフトの教科書
12月25日は、待ちに待ったクリスマスです。お部屋を華やかに飾りつけたり、ケーキやごちそうをたべながらプレゼントを交換したり…、家族や友人たちと盛り上がるために計画を立てている頃ではないでしょうか。しかし、クリスマスの由来や起源を知っているという方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、知っておくと役に立つクリスマスの豆知識をご紹介します。
クリスマスの由来は？
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。誕生日ではありません。英語では、Christmasと書きますが、これはキリストの意味のChristとミサ（礼拝）という意味のmasが語源だといわれています。クリスマスがいつ頃から始まったのものなのか、その正確な記述はありませんが、2〜4世紀頃に始まったという説が有力のようです。
ちなみに、クリスマスイブの「イブ」は、英語のeveningと同じ意味のevenのことで、実際には「クリスマスの前夜」ではなく「クリスマスの夜」のことを指します。
プレゼントはなぜ靴下に入れるの？
クリスマスプレゼントを靴下に入れる習慣は、サンタクロースのモデルとされているカトリック教会司教の聖ニコラウスの伝説が起源になったといわれています。ある貧しい父娘を助けるために、聖ニコラウスがこっそり投げ込んだ黄金の袋が、暖炉に干してあった靴下の中に偶然入ったことから、子どもたちはクリスマスに靴下をベッドや暖炉にぶら下げるようになったそうです。
※諸説あります
クリスマスツリーの起源は？
クリスマスツリーの起源は8世紀頃のドイツにあるといわれています。その頃ドイツには、お祝いのために天井や家の窓に木の枝を飾る習慣がありました。これがクリスマスの時期にも飾られるようになり、世界中に広まったとされています。
また、クリスマスツリーといえばモミの木が定番ですが、これは厳しい冬でも葉を落とさない常緑樹であることからモミの木が用いられるようになったといわれています。ツリーの一番上の星は「ベツレヘムの星」をあらわしています。ドイツから始まったクリスマスツリーの習慣は、その後、ヨーロッパ全土に、そして世界中に広まりました。欧米では、クリスマスツリーは翌年の1月6日まで飾られるようです。
※諸説あります
日本におけるクリスマスはいつから？
イエズス会の宣教師、コスメ・デ・トレースが、1552年に現在の山口県で降誕祭を行ったのが、日本最古のクリスマスだといわれています。その後、江戸幕府がキリスト教を禁教としたため、クリスマスは途絶えてしまいますが、1904年（明治37年）に銀座の明治屋がクリスマスツリーを初めて店頭に飾ったことで一般的に知られるようになりました。
1910年（明治43年）に不二家がクリスマスのデコレーションケーキを発売、1919年（大正8年）には帝国ホテルが初めて一般客向けにクリスマスパーティーを開催するなど、クリスマスは日本でも少しずつ広まっていきました。昭和に入ると、都内のレストランでクリスマスにちなんだメニューが登場しました。第二次世界大戦でクリスマスは一時下火になってしまいましたが、戦後になってからデパートのクリスマス商戦が過熱するようになり、クリスマスは国民的なイベントとして定着していきました。
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いかがでしたでしょうか。クリスマスの由来や起源を知っておけば、いつものクリスマスもすこし違った角度から楽しめるのではないでしょうか。パーティーの話題にもぴったりです。ぜひ楽しいクリスマスを！
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